06年10月。
新生コミュニケーションプラザの近代建築っぷりに、
新入生諸君もさぞかし胸躍っていることであろう。
新しいキャンパスライフにうってつけのしゃれた雰囲気。
聞けばおいしいパスタのお店まであるそうで。
本郷生としては少々羨ましい気もあるが、
後輩諸君が充実した思い出を作ってくれることを切に願っている。
しかし、そんな思いを吹き飛ばすお話が一つ…。
現在の生協が建っている場所は元駒場寮であったことは御存知であろう。
ではその地下道が一号館に繋がっていることは周知であろうか。
もともとは雨のときに寮生が利用していた通路である。
一号館の博物館側の横手にある換気口はその通路のために設置されている。
当然、一号館側からも入り口はあるのだが、これはいま封鎖されている。
今でも階段を下りればその入り口は確認できるだろう。
しかし、入り口はそれだけではないと言う噂がある。
一号館横手の換気口、
それに似たようなものが銀杏並木のわき道にひっそりと存在している。
それを辿っていくと、銀杏並木のトイレに到達するのだ。
影には、確かに古びた換気口が隠れるように設置されている。
ところで、京都大学で過去、
マジックマッシュルームがもてはやされたことを御存知だろうか。
LSD系の幻覚をもたらすこのキノコは京都大学寮内で異常なほど流行り、
毎日どこかの部屋で誰かが静かにトリップしているという状態が続いていたそうだ。
この話、
京都大学だけの話ではない。
時期こそずれていたが、東大寮内でもLSD系の薬物は着々とその根を広げていた。
しかし、その市場が十分に広がり成熟した頃に、
駒場寮は突然の廃寮を言い渡されることになる。
焦ったバイヤーが急遽取った手法は一つ。
取引の場を地下道に移したのだ。
このルートは規模こそ小さくなったものの、
現在も脈々と続いていると言う。
取引となる地下道への入り口は、
どちらも封鎖されているはずなのだが…


