トップインタビューサイバーエージェント


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-略歴-
1997年 青山学院大学経営学部卒業
1997年 株式会社インテリジェンス入社
1998年 株式会社サイバーエージェント設立、
     代表取締役社長に就任
2000年 東証マザーズに上場

渋谷マークシティ、21階にオフィスを構える有名企業、サイバーエージェント
その代表取締役にして、「渋谷ではたらく社長の告白」等の著作でも名高い「藤田晋」社長。(現在ブログも更新中)
今回は、お忙しい中貴重な時間を頂き、「起業」「学生ベンチャー」などのキーワードを中心にお話を伺いました...

御社は非常に人気で注目を集めておりますが、事業内容や強みなどを教えて頂けますか?

インターネットのメディア事業とインターネットの広告代理事業が大きな柱です。
具体的にはブログサイトやショッピングサイト、携帯のモバイルサイトの運営などです。

特徴的なのは、回線などのインフラに関わる部分ではなく、 ネットの上の広告コンテンツやメディアにかかわるところを、重点的にやっているということです。


ホームページ(http://www.cyberagent.co.jp/service/)からも紹介していますよ。

事業を始めるきっかけなどは、どんなものだったんですか?

立ち上げ当初、 インターネット業界は技術者ばかりで、
営業やマーケティングが弱かったところに目をつけ
インターネット専門の営業代行を事業内容としてスタートしたんです。
しかし、その後、クリック保証型広告に出会い、
インターネット広告に事業を絞りました。

自社の広告商品を開発したいと考えた時、
ライブドアの堀江社長と知り合いました。
実を言うと当社は当時、技術面では弱かったんです。
一方、たまたま堀江社長が技術面で強かったんですが…
マーケティングや営業が苦手そうな感じでした。
だから、お互い協力しようということになったんです。

ネットに関する技術は確かに必要だったのですが、
それよりままず、きっかけとしては、
「インターネットを使ってみると、こういうものだったら買ってみたい」とか、
「こういうコンテンツを見たい、こういうものがあったほうが便利だ」というのが必要で、
技術ベースの問題ではないんです。
一人のインターネットユーザーのニーズをどう満たすかということについてやるのは、
理系よりもどちらかというと文系のほうが得意なんですね。
現在は技術力もしっかりしていて、様々な活動が可能になっています。


  会社の雰囲気や、社内の雰囲気はどんな感じなんですか?
詳細はhttp://recruit.cyberagent.co.jp/でも紹介しています。
20代、30代の若い社員が多いので、活気に満ちてますね。
年を経ないと誰も課長になれませんという会社だと、逆に皆のんびりしてしまうのですが、
当社はそういうことはあまりないです。
20代で子会社社長になってる人も多いので、周りの社員に刺激され、すごくみんながんばっています。

あと、社員同士がとても仲が良いです。
チーム・サイバーエージェントという一つの組織としてがんばっていこうという意識がすごくあります。
新しいものを自分たちで作っているというのがありますね。
すごくやりがいがあります。
「21世紀を代表する会社を目指そう」というビジョンに共感し、共有し、会社をもっとよ くしていこうという気持ちの社員が入社しますね。

  インターンシップはやっているんですか?

やっています。
具体的にはこちらに掲載しています。
こちらはインターネットビジネスをもっと知っていただくための、
講義、グループワーク形式のプログラムです。
この他にも、アルバイトとして働いていただくこともあります。
東大生もけっこういますよ。


  今後のビジョンを教えていただけませんか?

会社の目標はいつでも
「21世紀を代表する会社を目指す」ということです。
ただインターネットから事業の軸足を ずらすことはないと思います。

具体的に私が何かを決めつけてしまうのではなく、
みんなで新たな形を作っていこうと思っていますね。
社員主体でやってます。




起業において精神的なものなどで、必要なものはありますか?
やはり、経験をつまないと起業もなかなかうまくいかないんですけれど、 逆に言うと経験積むために、いろいろやってみないといけないんですよ。
やってみるための行動力はすごく大事で、 学生同士でああだこうだ言ってたり、机に座って考えているだけだと、経験自体生まれないわけですし。

行動力が大切なんです。
あと、ハングリーさも大事です。若者で、ハングリー精神がない人はだめですね。

それから重要なことは、環境です。
周りにいる人の環境がすごく大事だと思います。

昔私の周りにいたのは、会社立ち上げ当初の堀江さんや三木谷さんなんですが、
そういう、周りの人からの刺激が当時すごくあって、皆がもっといい会社を作りたいと頑張っているのを見ると、 自分もどんどん盛り上がってくるものです。
そういう「起業」に関する切磋琢磨できる環境が本当に必要です。

だけど、周りの人が官僚やマスコミなど大企業に行ったりすると、起業しようとは思いづらいんです。
やっぱり、周りの環境が重要だと思いますね。
「俺は絶対起業するんだ」という奴が周りにいると、だんだん影響を受けるようになるんです。

今、学生の間で起業団体がたくさんあるのですが、そういうところに対しどう思いますか?
いろいろ紹介してほしいですね(笑)
東大生の起業にすごく興味があるんですよ。
私個人としては、起業家を応援したいと思っています。
今の日本は、優秀な若い頭脳が、官公庁や大きな成長が見込めない産業などに行っている。

これはすごく極端なたとえ話なんですが、、、
例えば日本国経営者が私だとすると、伸びない事業に投資してはいけないと思います。

これから伸びる産業、伸びる事業に新たな優秀な人材を投下して、
伸ばしたり経験を積ませたりするんべきだと思いますね。ただ、今の日本の現状は、もう成長がとまっている産業や
成熟産業の企業に入社する優秀な人材は非常に多いと感じます。

だから、学生には起業をどんどんしてもらいたいですね。

では、大手企業や官公庁に入ることについて、どう思いますか?
…少し極端な話になるかもしれませんが...
大企業に入ると、どうしても動きが束縛されてしまうと思います。
例えば、大企業に入ったとしたら、30歳頃には結婚して家庭もできて、なかなか身動きとれなくなってしまうと思いませんか?
そうなってしまうと、起業するのは少し難しいかもしれません。
つまり…
とりあえず安全策、だとか、お金を貯めるため、とか…
いわゆる「常識的」な判断で大手企業に就職する人には、
後のことまで考えると、どんどん起業が遠のいてしまうのです。

だから、結局は起業する人は、少しアウトローみたいな人ばかりになってしまう。
そういう人は、実は物凄く強いんですけどね。
ライブドアの堀江社長は今はすごい経験積んでいらっしゃるので、すごく強い人です。

ですが、ここで重要なのは起業当初の堀江さんよりも素養がある人が全くいないかというと、そうではない。
本当はたくさんいるのだと思います。
そういう人たちがみんな大企業に行ってしまうのは、とてももったいないことですね。

…でも、一度就職することが全て悪いとは言いません。
いろんな経験が積めますから。
ただ、やはり一度就職すると、なかなかやめられないんですね。
その点は難しく微妙なところだと思いますね。


  東大生に対し、どう思いますか?
会社が大きくなり周りから注目されてくると、
時々自分が偉くなったような変なプライドというか錯覚が生まれるということはよくあることです。私は、そうなってはいけないと、謙虚に、自分を戒めていますが。

このパターンを、東大生の場合で考えてみます。

例えば東大生が自分を売り込みに、どこかの会社に行き、そこで怒鳴られたり恥をかいたりするとします。
すると、今までまわりから注目されてきたプライドが邪魔して、どうしても耐えられなくなる。
だけど、これを乗り越えないと何も始まらないんです。

想像するに、東大生であるからこそ、踏ん切りがつかないのだと思います。
一生懸命勉強して、東大に入ったのだから、誰もが憧れるような会社に入らないといけないとか。
そういう意識が働いてしまい起業が進まないんじゃないかな。
でも本当は東大生という優秀な人材がもっと起業すべきだと思います。
経営者ほど、熱中できるものってないですよ。

  大企業や官公庁に行く学生についてどう思いますか?
例えば、「俺が教育を変えるんだ」と言って、官僚になったとしても、
変えることのできる権限を得るまでの時間はとても長く、延々と続くものです。
それよりも、若くして色々なことを経験することができる場にいたほうが、よっぽど有意義だし楽しい。
そのことにみんな薄々気づいてはいるんだけど、いざ実際就職活動になってみると…
どうしても大企業や官公庁に入ってしまうんですよね。

大学2年生に言うと理解してくれるんだけど、3年生になり実際に就職活動をするようになってくると、
どうしても保守的になってくる。
それは学生自身にとっても、とてももったいないことだと思います

  学生時代はどういう風にすごしたらいいと思いますか?
社会経験を積むべきだと思いますね。
アルバイトでもインターンシップでも。
私は大学1〜2年と、麻雀にはまっていたのですが…(笑)

ただ、今から思うと、麻雀なんかにはまってないで、もっと早く起業してればよかったかなと今は思ってます。
もっと早く社会経験を積み、もっと早く起業したかった。

社会経験積むのは早ければ早い方がいいです。
だからこそ、学生には社会経験を積んでおいてほしいと思います。

それから重要なのはやっぱり行動力です。
例えば東大生は今まで、ある程度成功した人生を送ってきていると世間では見なされていますが、
そうすると、逆に失敗することに対し、躊躇してしまうようになると思います。
わからないことにつっこめなくなるというか。
起業って、まず飛び込んで恥をかいて痛い目にあって、いろんなことを経験していくという過程が必要不可欠なんです。
恥をかきたくないという考えはよくありません。
むしろ、恥をかくのを恐れないでほしい。
だから、学生時代には、どんどん動き、どんどん恥をかいて、たくさんのことを経験してほしいと思います。


  経営や企業の醍醐味は、どういうものだと思いますか?
これは経営者だけが感じているものではないと思うのですが、
自分たちの手でいろんなことが実現されていくという過程が、とても面白いと思います。
自分一人でやったら絶対できないことを、何人もの人が、組織がかりで実現させていくじゃないですか。
それが面白いんですよね。

  休日はどう過ごされているのですか?
何かしら予定が入ってますね。
講演や社員の結婚式とか。
あとはゴルフしたり。
現在ブログで日々をつづっているのでそちらもご覧になってください。
(渋谷ではたらく社長のブログ)

でも…仕事のことを忘れているという感覚はないですね。
仕事と休日が分かれているというわけではないです。
延々と続いています。
でも、やっぱり仕事が面白いので、ストレスは全く感じないです。
趣味はとくにないですが、いろいろやってますね。
お酒も好きです。
さっきも触れた麻雀も、時々やっていますよ。 結構多趣味だと思います。

  心がけている事や好きな言葉ってありますか?

何かを心がけるのではなく、何も心がけず自然体でいることを心がけています。 好きな言葉も、ないんですよ。

  尊敬する会社や、好きな本ってありますか?

本は、「ビジョナリー・カンパニー」という本に大きな影響を受けていますね。
この本に書いてあるような経営者が変わっても、時代を経てもずっと繁栄し続け、皆から憧れられる会社をつくりたい、それが起業のきっかけなんです。


綺麗なオフィスに、活気の在る雰囲気。
24歳という若さで起業した藤田社長が思い描く世界は、常に成長し新しくなっている。
挑戦し、経験し、成長する。明快でいながらにしてとても魅力的なお話を聞かせていただきました。
起業の夢を持っている東大生は、是非藤田社長のお話をご参考にしてください!!

もっと詳細を知りたい方は 株式会社 サイバーエージェント HPまで

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