トップインタビュー木村剛氏


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株式会社フィナンシャル 代表取締役社長&CEO


             


株式会社フィナンシャル 代表取締役社長&CEO
ナレッジフォア株式会社 代表取締役社長 兼フィナンシャル ジャパン編集長


Profile:: 木村 剛 Takeshi Go Kimura

1998年金融・企業財務に関する総合コンサルティングを行うKPMGフィナンシャル・サービス・コンサルティング株式会社を設立。金融知識を中核とした総合サービスを提供する持株会社として20057月に株式会社フィナンシャルに社名変更、現在は代表取締役社長&CEOを務める。
20042月、コンテンツ制作会社ナレッジフォア株式会社を設立、200410月に金融経済月刊誌「フィナンシャル ジャパン」を創刊、20057月より代表取締役社長 編集長に就任。

 金融監督庁金融検査マニュアル検討会委員、通産省アジア金融通商研究会委員、総務省郵政事業の公社化に関する研究会委員、内閣府経済動向分析検討チーム委員、金融庁金融分野緊急対応戦略プロジェクトチームメンバー、金融庁金融審議会第二部「リレーションシップバンキングのあり方に関するワーキング・グループ」、金融庁「新しい中小企業金融の法務に関する研究会」委員、金融庁金融審議会第二部「自己資本比率規制に関するワーキング・グループ」メンバーを歴任。現在は、経済同友会起業フォーラム、広報委員会、政官討論の会 副委員長、会計制度監視機構 委員長代理、日本IFA認証機構 副委員長、日本サッカーミュージアム アドバイザリーボード座長などを務める。

1985年、東京大学経済学部卒。同年日本銀行に入行した後、営業局、企画局、ニューヨーク事務所、国際局など主要部局を歴任。一貫して、金融機関監督関連業務を担当し、金融機関経営・マーケット構造の調査・分析、リスク管理・先端金融商品の統括、金融制度改革の企画・立案などに携わる。BIS規制に係る国際的な各種委員会にメンバーとして参画。

高校時代サッカーでインターハイに出場した経験を持つ。

今回オール東大は多方面でご活躍されている木村剛氏へインタビューさせていただきました!
本日はよろしくお願いします!早速ですがインタビューの始まりです。

 学生時代はどのような学生だったのでしょうか?

 学生時代はバイトに明け暮れておりました。早く自立したくて、親からの仕送りに頼りたくなかったので。
あとはサッカーですね。東大スポーツ愛好会の副会長をしておりました。スポ愛の歌を作ったのは私なんですよ。

 バイトとはどのようなものでしょうか?

 学生時代は苦学生でしたので、家庭教師だけでなく、皿洗いから港の荷揚げ、塾講師など、結構いろいろなバイトをこなしました。
仕送りは大学2年でストップして、完全に自立しました。毎日10時間ぐらいバイトしていましたね。
学校のほうはマージャンの面子集めに行っていただけでしたね(笑)。マージャンも得意でした。
学生時代はバイト、麻雀、サッカーですね。

 学生時代に一番熱心に取り組んだことはなんでしょうか?

 バイトですね。親父が厳しかったので、早く自立したかった。早く親の影響力から逃れたかったのです。
親からお金をもらっているうちは「反抗する権利」がないと私は考えています。

 苦労したことはなんでしょうか?

 学生時代はお金がなくて、そのことで本当に苦労しましたね。学食ばかりでしたね、200円の大盛カレーばかり食べてました。
たまに肉の破片が浮いてると嬉しくて。1ヶ月に1回ぐらいカツどんを食べるとおいしくて。

 学生時代に経験しておくべきことはなんでしょうか?

実体験ですね。バイトでもいいし、自信があったら起業してもいい。というのは、学生時代は失敗しても大したダメージにならないから。それに時間がありますから(笑)。
ビジネスという観点から言うと、大学で学ぶことがそのまま、通用すると思うと痛い目にあいます。
教授の言うことがいつも正しいわけじゃない。
世の中の仕組みを知る一番いい方法は実体験です。机上の空論で回るほど、世の中は甘くありません。
君たちみたいに学生時代にビジネスを経験すると(オール東大のことでしょうか???うれしいですね)一番わかる。

   

                 

 経営者として重要な資質とはなんでしょうか?

腹が据わっていること。
あまり頭が良すぎないということ。頭が良すぎるとやらない理由を考える癖がついてしまう。
世の中はリスクだらけで、ノーリスクはありえない。リスクを飛び越えて進まないと、何にもできない。
頭は「強く」なければいけない。状況変化や逆風、ストレスにひるまないで、自己の目的を達成できる強さがないと駄目です。
僕はよく「1メートルの千尋の谷」で例えるんですが。
あなたの前に1メートルの溝があるわけですよ。ですがのぞいてみると、結構深いわけ。
千尋の谷。落ちたら死にそうなんです。で、頭がいい人は何をするかというと巻尺で深さを計ろうとするわけですよ。
2個繋げても届かない、3個繋げても届かない。10個繋げても届かないわけですよ。
ここでおそらく落ちると死ぬということは理解する。
じゃあ飛ぼうか、という話になる。じつは、1メートルだから飛べるわけですよ。でも、自分が飛ぶときに、地震になったらどうしようとか、すべったらどうしよう
と考えているうちに、不安になって橋を作ろうということになる。でも後ろは砂漠。木を探しているうちに夜になって暗くなってますます飛べなくなる。頭のいい人はだいだいそういうパターンなんですよ。
経営者に向いている人は、「1メートル溝を飛び越えたらオアシスにいける」というだけで飛んじゃうんです。
そこで飛べない人は経営者にはならないほうがいい。参謀役がいいですね。

 尊敬している経営者はいらっしゃいますか?

僕は起業した方全員尊敬しています。すごいなと思う。起業家は10年以内に99%死ぬといってもいい。それで生き残っているというだけですごいことですよ。
東大受験のサバイバル度なんて比較になりませんよ。

 好きな言葉は?

“there is a will, there is a way”が一番好きな言葉で、自分なりに四文字熟語に訳直して、「有志創路」と言っております。

 尊敬している人物はおりますか?

 歴史の人物だと、坂本竜馬とか織田信長ですね。

 木村様は多くの本をご執筆されていますがその中で特にお勧めする本はありますか?

私の本だったら、「戦略経営の発想法」(ダイヤモンド社)を読んでください。他の著者だと、「失敗の本質」はいい本ですね。特に大企業に行けば人生は間違いないと思っている人にお薦めします。

 人生を変える人との出会いはありましたか?

毎日がそうです。

 学生時代にそのようなことはありましたか?

いろいろ出会いはありましたよ。
東大って閉鎖的。もっと他のところにも、いろんな世界があるんだということを知るために、バイトでもいいしなんでもいいから、開かれた世界を知っておくべきだと思いますね。

 人生を変える人との出会いはありましたか?

毎日がそうです。

 学生時代からスポ愛の副会長をやっていたり、スポ愛の改革をしたりと、やはり昔からリーダーという立ち位置だったのでしょうか?

いや僕はね、自分は決してリーダータイプだとは思ってないですよ、どちらかというと参謀タイプですね。自分の分析だと。
今はたまたまこういう立ち位置にいるだけですよ。

 日常生活での効率的な情報の収集の仕方を教えていただけますか?

真剣に仕事をする。以上です。テクニックではナレッジの質は超えられない。なにかやらなくちゃいけないという強い心があると、なにがなんでも調べます。いかなる方法を使ってでも。それをテクニック論でなんとかしようとすると間違う。情報を集めることは目的じゃないんですよ。情報を使って何をするかが大事なんですよ。場合によっては、情報を収集するんじゃなくて、ある人を説得するということのほうが100倍重要であることが世の中にはたくさんある。知識だけじゃ人は動かない。そんなに人間は合理的ではないですから。
真剣になにか目的意識を持つこと、目的を達成することを心から念じることが一番重要です。

 日常生活でいつも心がけていることはなんでしょうか?

120%成功するまで続けるということです。

 
 東大生に喝をお願いします!

まずは東大であることのプライドを捨てるということです。勘違いするなと。東大というステータスがあるとか、東大生だから優秀だ、とかいう思い込みを持っていると、世の中が変わったときに、対応できなくなりますよ。
東大生であることは、まぁ就活では有利だとは思いますが・・・ 

 対応できないとは?

プライドが高いから、朽ち果てていることに気づかない。東大を出たのになんで課長どまりなのかとか思いたくないから、俺を認めない世間が悪いとか、あいつが馬鹿だから派閥争いに負けたんだとか、建設的でないエクスキューズが始まる。

 東大卒の経営者などはどうでしょうか?

僕は学歴に本当に興味がない。東大卒だったかどうかとか忘れてしまう。大学の出身を聞くという癖がない。
面接でも、学歴は見ないし、聞かない。
これまでのビジネス経験でわかったんです。学歴なんて、関係ないですよ。高卒でもいいんです。今、何ができるの?しか興味がない。
ビジネスで成功する頭と、受験で成功する頭の構造は全然違う。難しかったらあきらめて、簡単な問題を解いて、いい点数がとれるという問題でなく、やりかたは問いません、問題も解もあるかわかりません、だけど成功しろと言われているのがビジネスの問題。
難しかったら避けていいという問題ではなく、絶対解かなくちゃいけないんです。つまりビジネスは、受験テクニックとは全く別なんですよ。
皆さん、プライドを捨ててくださいね。


なるほど・・ですね。
貴重なご意見ありがとうござました!

木村剛氏が編集長を務めていらっしゃる「Financial Japan 」、
東大の記事も掲載されているため、本郷、駒場の生協での購入できます。
本郷内でのローソンでも購入できます。
ぜひ足を運んでみてください。

☆週刊!木村剛 → http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/
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