4.教員免許に必要な単位(2)〜教職科目総論〜
教職に関する科目の表を見てみると次のようになっています(若干修正しています)。
中学 |
高校 |
||
| 教職の意義等に関する科目 | 教職の意義及び教員の役割 | 2 |
2 |
| 教員の職務内容(研修,服務及び身分保障などを含む) | |||
| 進路選択に資する各種の機会の提供など | |||
| 教育の基礎理論に関する科目 | 教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想 | 6 |
6 |
| 幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程(障害のある幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を含む。) | |||
| 教育に関する社会的、制度的又は経営的事項 | |||
| 教育課程及び指導法に関する科目 | 教育課程の意義及び編成の方法 | 12 |
6 |
| 各教科の指導法 | |||
| 道徳の指導法 | |||
| 特別活動の指導法 | |||
| 教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。) | |||
| 生徒指導、教育相談及び進路指導等に関する科目 | 生徒指導の理論及び方法 | 4 |
4 |
| 進路指導の理論及び方法 | |||
| 進路指導の理論及び方法教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 | |||
| 総合演習 | 2 |
2 |
|
| 教育実習 | 5 |
3 |
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| 最低所要単位数 | 31 |
23 |
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しかし、ここに書いてある数字には注意が必要で、それが便覧での[備考]になります。
「教職の意義等に関する科目」群では3種類の科目が書かれていますが、このうちどれかを履修すればここはOKです。
ところが「教育の基礎理論に関する科目」群では3種類全てを取らないといけません。つまり、「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想」2単位、「幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程(障害のある幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を含む。)」2単位、「教育に関する社会的、制度的又は経営的事項」2単位はOKですが、「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想」だけを6単位取っても駄目と言う事です。
最も複雑なのは「教育課程及び指導法に関する科目」で、中学の場合は「教育課程の意義及び編成の方法」、「道徳の指導法」、「特別活動の指導法」、「教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。)」「教科の指導法」全てを最低1単位とった上で合計12単位が必要になります。
と言う事は5種類から12単位を取る事になるので必然的にどれか1つは4単位取得する事が必要になります。実際には「理科教育」を4単位取る事になります。「理科教育」は夏に「理科教育I」、冬に「理科教育II」が開講されていますが、これらを両方取る必要があります。
また、高校の場合は「教育課程の意義及び編成の方法」「特別活動の指導法」「教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活動を含む)」「教科の指導法」の全てを1単位以上とった上で全部で6単位取る事になっています。
しかし、各2単位で4種類あるわけですから、必然的に8単位履修する事になります。従って、この部分は実質的に8単位と言う事になります。
また、高校では「道徳の指導法」は必修ではないので、先ほどの4種類のいずれかを「道徳の指導法」で代える事は出来ません。つまり、「教育課程の意義及び編成の方法」「特別活動の指導法」「教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活動を含む)」「教科の指導法」のうち例えば、「特別活動の指導法」を履修せずに代わりに「道徳の指導法」を履修する事で数字の上では6単位そろえたとしてもこれはそろっている事になりません。
「生徒指導、教育相談及び進路指導等に関する科目」群では「生徒指導の理論及び方法」「教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法」「進路指導の理論及び方法」からこれら全てを1単位含め合計で4単位取得する事が必要です。
すると各2単位で3種類ですから、一見すると6単位必要に見えます。ところが、東大では「生徒指導の理論及び方法」と「進路指導の理論及び方法」は1つの科目を履修すれば両方とも履修した事になりますので、4単位でこの部分は満たされます。
以上の教職に関する科目は駒場の3学期と4学期に開講されている教職科目を全部履修すれば全て満たされます。従って、教員免許を考えている場合は、取れる限り最大限これらの科目を履修する事が求められます。
総合演習と教育実習は3年以降で本郷・駒場で開講されています。
従って、以上をまとめると実質的な履修要件は
中学 |
高校 |
||
| 教職の意義等に関する科目 | 教職の意義及び教員の役割 | 2 |
2 |
| 教員の職務内容(研修,服務及び身分保障などを含む) | |||
| 進路選択に資する各種の機会の提供など | |||
| 教育の基礎理論に関する科目 | 教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想 | 2 |
2 |
| 幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程(障害のある幼児,児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程を含む。) | 2 |
2 |
|
| 教育に関する社会的、制度的又は経営的事項 | 2 |
2 |
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| 教育課程及び指導法に関する科目 | 教育課程の意義及び編成の方法 | 2 |
2 |
| 各教科の指導法 | 4 |
2 |
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| 道徳の指導法 | 2 |
0 |
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| 特別活動の指導法 | 2 |
2 |
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| 教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。) | 2 |
2 |
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| 生徒指導、教育相談及び進路指導等に関する科目 | 生徒指導の理論及び方法 | 2 |
2 |
| 進路指導の理論及び方法 | |||
| 教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 | 2 |
2 |
|
| 総合演習 | 2 |
2 |
|
| 教育実習 | 5 |
3 |
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| 最低所要単位数 | 31 |
25 |
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となります。